「新規事業に特化した超エンジニア集団とチームを組もう」

新規事業におけるシステム構築の重要性

新規事業の8割が失敗するという統計があるように、新規事業には注意すべきポイントがいくつもあります。 なかでもシステム構築は新規事業の中核になっていることが大半で、サービスの成否に大きく関わります。 ここでは、新規事業のシステム構築で気を付けるべき点をまとめます。

新規事業の「要求定義」で気をつける事

新規事業の始まりであり重要なフェーズの「要求定義」、何に気を付けて進むべきでしょうか。

新規事業の「要求定義」で気をつける事

・「作りたい機能リスト以上に解決すべきユーザーの課題を定める。」

新規事業のシステム構築を考えた場合、提供する機能から考えてしまうことは往々にしてあります。 機能を検討するのは確かに大切ですが、事業として解決すべきユーザーの課題が定まっていないと、 その機能が何を解決するのかという核が見えないため機能の具体的な仕様が定まりません。 結果、要件定義時等で機能を具体化する際に要求を考え直す形に戻ったり、迷走しがちです。

解決すべきユーザーの課題やビジネス(お金の稼ぎ方)という一番の核が出来ていないと、 機能に求められる仕様がぶれてしまうので注意が必要です。

・「ビジネスの不確定さを十分に考慮して、要求を作りこみすぎない。」

新規事業のロードマップは大切ですが、細部を決めすぎてしまうと、 サービスを作っていく中で後々わかる事(市場とのミスマッチや新たな課題)に対して、変化するのが大変になります。 そもそも初期の想定はユーザーが求めるものとズレていることが多く、ユーザーの反応を見て初めてわかる部分が多いです。 よってある程度の不確定要素を持ちつつ、一度にたくさん作らず、決めたことから優先順に進めていく事が重要です。 システムを作らずにユーザーの反応を試すことが出来るなら、その方法も検討しましょう。

シグマコンサルティングの新規事業進め方

要求定義、戦略立案から参画し、実装後の運用も一貫して対応します。

シグマコンサルティングは要求定義、戦略立案から参画し、実装後の運用も一貫して対応

要求定義を得意とするシステム会社です。

要求定義を行ってからRFPを作成し、システム会社を集めてコンペというケースは、システム業界ではよく聞く進め方ですが、 上述のように要求自体が定まっていないと、事業の成功率は落ちてしまいます。 シグマコンサルティングでは要求フェーズから、新規事業の経験豊富なエンジニアが参画した方が 技術的な実現性の検証も出来、段階的なリリース案等も出しやすくなり、 後のフェーズの精度が上がると考えているため要求定義のコンサルティングフェーズから参画します。

リリース後の運用で改善を続けます。

リリース後のいわゆる運用フェーズでの改善に貢献します。 この際、フェーズで担当人員を分けず同じエンジニアチームが一貫して対応します。 リリース後も数年以上に分かって事業の成長に貢献するため、 事業課題を抽出しお客様とチームを組み、仮説を作り検証し、サービス改善を続けます。 課題の管理をするBacklogには1000件以上のタスクのやり取りがあることもざらです。 このように要求から運用までエンジニア一貫して対応するのは、一般的なSIerと大きく異なります。

新規事業の「システム開発」で気をつける事

どのようにすれば、開発の力を高め、開発速度を上げることができるでしょうか。

新規事業の「システム開発」で気をつける事

新規事業は競合サービス等との競争にさらされるだけでなく、ユーザー要求への迅速な対応が常に求められます。 どのようにすれば、開発の力を高め、開発速度を上げることができるでしょうか? 一つはクラウドの使いこなしが非常に重要になります。

クラウドを使いこなすと生産性や開発速度が圧倒的に向上する

時代は変わって、エンジニアの人数が大事とか、大手なら作れるという話ではなく、 クラウドを使いこなすことによって圧倒的な生産性や開発速度を得ることができます。 それはどうしてでしょうか? クラウドの作法にのっとって開発するクラウドネイティブと呼ばれる手法だと インフラは一から作らずにマネージドサービスを利用するので、迅速に必要な部分のみ実装してサービスを立ち上げることができます。 また、非機能要件(パフォーマンス、セキュリティ、冗長性、可用性、回復性)に強いサービスを構築でき、 慣れれば圧倒的な生産性や開発速度を得ることができます。 ここでは、オンプレミスやIaaS型のクラウド利用と比較してクラウドネイティブはどのようなメリットがあるか紹介します。

オンプレミスのシステム構築

オンプレミスのシステム構築

オンプレミスのシステム構築では、ハードウェアからソフトウェアまで全てを自社で用意する形になります。 調達速度が遅いため、何かを新しく試したりする際など俊敏性がありません。 環境を維持するためのコストも高く、競争に必要な部分以外にもコストをかけていく必要があります。

メリット

  • 世界規模で展開するような非常に大規模なサービスだと、クラウドよりコストメリットがある場合がある。

デメリット

  • コンピューター資源の調達や追加変更に時間がかかる。
  • ハードウェアを自前でメンテナンスする。
  • OSやミドルウェアを常時メンテナンスする。
  • 非機能要件を全て自分達でカバーすることになる。
  • インフラ環境を維持する運用コストが大きい。
  • 全て自前で作るので、詳しくないと良いものが作れない。
  • 独自性からCI/CDを作り上げることが難しく自動化できていない。
  • 継続的なメンテナンスを行う難易度が高い。
  • 急拡大していく際の足枷となり、数年おきにインフラを捨てることが多い。


クラウド=IaaSのシステム構築

クラウド=IaaSのシステム構築

IaaSのシステム構築では、OSやミドルウェア等を意識しながらシステムを構築していきます。 環境を維持するためのコストも高く、競争に必要な部分以外にもコストをかけていく必要があります。 クラウド側に環境を移しただけに近く、より競争力を高めるには機能を増やしていく際など新しいインフラが必要になるおりに 積極的にクラウドネイティブの方式を検討する必要があるでしょう。

メリット

  • クラウド環境にリフトするという意味合いだと容易。
  • オンプレミスの時との差異が少なく、学習コストが低い。

デメリット

  • OSやミドルウェアを常時メンテナンスする必要あり。
  • 非機能要件は基本自分たちでカバーすることになる。
  • インフラ環境を維持する運用コストが余計に発生。
  • 自前で作るので、詳しくないと良いものが作れない。
  • 何らかのCI/CD的な環境を作ることは可能。
  • 環境を複製しやすいので、パッチ等は比較的当てやすい。
  • 急拡大していく際の足枷となる。


クラウドネイティブのシステム構築

クラウドネイティブのシステム構築

インフラを作らずにマネージドサービスを利用することにより、 ビジネス上必要な部分のみに実装が限定された、非機能要件に応える (瞬時に高速でスケールするセキュアな)環境を作ることができます。 マネージドサービスを組み合わせる流儀にのっとり、 クラウドに適したアーキテクチャを作っていく俊敏さが備わります。

メリット

  • WEBサーバー、DB、必要なサービスを必要な量だけ利用。
  • CI/CDも Azure DevOps、GitHub などサービスを利用。
  • マネージドサービスなので、即時利用可能。構築コストや期間が少ない。
  • 大半の非機能要件をクラウド側でカバー。
  • OSやミドルウェアのアップデートはクラウド側で自動に。
  • 冗長化・セキュリティもクラウド側が何割かカバー。
  • サービスが分離しているので、アーキテクチャも疎結合に。
  • 実装する部分も必要な部分のみに最適化できる。
  • 学習するほど構築力が高まる。競争の原動力となる実装力が強くなる。

デメリット

  • 学習コスト=ただし学習してない組織としている組織ではどんどん構築力に差がつく。

新規事業を始める際にクラウドネイティブ(PaaS,マネージドサービス)を利用しているという事が どれだけ重要になるかお分かりいただけ多と思います。

Microsoft,Amazon,Googleが提唱するクラウドネイティブ

クラウドを提供するMicrosoft、Amazon、Googleは 世界規模でより良いアーキテクチャやマネージドサービスに数兆円投資しています。 クラウドネイティブの取り組みの中に、より良い解決策があります。 このようにクラウドのマネージドサービスをうまく選定して使えば、 作りこむインフラ部分が減るだけではなく、 クラウド側にセキュリティやパフォーマンスといった非機能要件を任せることができます。

どのクラウドを使うかではなく、クラウドを使いこなすことが最重要

クラウドは各社同じようなサービスが出そろってきて、差は大分なくなってきました。 よって、どこのクラウドが優れているという議論はだいぶ無意味になり、クラウドを使いこなしたうえでの実装力、 ビジネス構築力ではかるべきでしょう。


シグマコンサルティングの開発

マネージドサービスを熟知し、クラウドに適したアーキテクチャを設計

現在Azureには200強のサービスがありますが、その大半を検証し、実践投入し、熟知しています。 なぜ、そこまでサービスのアップデートを追いかけているかというと、 クラウドの世界は日進月歩な部分があり、半年前まで出来なかったことを解決する 便利なサービスや機能が常時リリースされているため、 知っているのといないのとでは、構築できるシステムの難易度や品質が大きく変わってくるためです。 この世界に身を置くことは大変ですが、より良い実装のためにモチベーションを高く持って追いかけています。

以下の例は、PCI DSS に対応するクレジットカードシステム基盤をAzureのPaaSのみで 作り上げた際のインフラ構成イメージです。 PCI DSS をPaaSのみで構築するにはネットワークの制御やシークレットキーの管理方法、 オンプレミスとの専用線接続などを熟知している必要がありました。

PCI DSS に対応するクレジットカードシステム基盤をAzureのPaaSのみ

こちらの例は、GateBox社の課金、商品配布の仕組みをAzureのPaaSのみで 作り上げた際のインフラ構成イメージです。 海外展開を踏まえ、Cosmos DB というグローバルで分散処理可能な高速なNOSQLのデータベースを利用しています。

PCI DSS に対応するクレジットカードシステム基盤をAzureのPaaSのみ

クラウドのデザインパターンを使いこなす

クラウドには作法として、アーキテクチャのデザインパターンがあります。 例えば、キャッシュをどう有効活用するか、大量の処理をどうさばくか、どうシークレットキーを安全に扱うか等。 Microsoftの公開するクラウドデザインパターンには非常に有用なものが多く、 良いアーキテクチャや実装をするための血肉となります。

以下、メッセージングのパターンより引用

キューベースの処理制御
複数のWEBサーバーから大量に処理要求が来ても、 キューに登録して非同期に順に処理することによって大量の登録要求をこなすことができます。
キャッシュアサイド
直接データストアにアクセスする前にキャッシュを参照することによって、 データストアへの負荷を大幅に下げることができます。

デザインパターンをうまく使うことができれば、 新しいサービスのパフォーマンスを向上させたり、 過負荷等のトラブル時に自動復旧しやすいシステムを作り、運用負荷を軽減することができます。 運用負荷を下げることが出来れば、少人数のエンジニアで事業をスタートすることができます。

CI/CDもクラウドを活用して改善基盤を作る

Azure DevOpsのようなCI/CDを使いこなすと、 継続的に改善しながらデプロイを続ける環境を容易に作ることができるようになります。 これは大きく改善速度に影響します。

Azureには黎明期から貢献

シグマコンサルティングはAzureに関しては黎明期(2009年頃)から使いこなすだけでなく、社員の多くがMVPとしてMicrosoftから任命され、 仕様検討やフィードバックに参加し製品のコードをコミットし、各業界の初事例を作り、Azureと共に成長してきました。 上記のPCIDSS事例など、日本初、世界初といった事例を作ってきています。 日本に東西のデータセンターが出来た際には、テストにも協力しています。 また、その後Durable Functions のような新機能へのコード貢献、各種検証への参加、フィードバックにも尽力しています。 パートナー精度では、「MicrosoftのGold Partner」 として評価されています。

シグマコンサルティングの強み

我々はAzureを使いこなすことによって多くのEコマースや新規事業を立ち上げてきました。 PaaSやマネージドサービスを利用するし、クラウドの作法であるデザインパターンを活用して迅速にサービスを立ち上げることができます。

我々の非常に強力なポイントとして、Azure専業という観点のみではなく、クラウドを使いこなした結果生産性が高く、 継続的に成長可能なサービスを実装するという所にあります。

マネージドサービスやクラウドネイティブの申し子との自負があります。

事例

大手SIerと比較して1/10のコストと1/4の期間でPCI DSSに対応した金融系の新規事業をスタートすることができた事例を紹介します。

使うクラウドが重要ではなく、クラウドを使いこなす能力自体が事業の成否に大きく関係します。

新規事業に特化した優秀なデザインチームの重要性

新規事業においては使い勝手だけでなく、優秀なデザインチームが重要です。

新規事業に特化した優秀なデザインチームの重要性

新規事業におけるデザインチームは見た目や使いやすさの問題だけでなく、 ユーザー要求の発見、エンジニア側の開発速度を高める実装への協働が常に求められます。

ユーザー要求の発見

これからデザインするものが、ユーザーの何を解決するものなのか、様々な情報から見つけ出します。 ・ビジネスの指標・業界情報、競合の情報・ユーザーインタビュー・ペルソナ・観察様々な情報をヒントに ビジネス側が要求する機能と紐づけを行います。

デザイナとエンジニアの協働を加速する

多くのケースで実装するエンジニアとデザイナは組織的に分かれています。 ですが、デザインはデザイナの問題だけではなく、実装はエンジニアだけの問題ではなく相互に絡み合っています。 よいユーザー体験を提供するためにも、デザイナとエンジニアの相互の協力は不可欠です。 エンジニアの実装効率事を考えたり、改善フェーズを考えて計画的に提案できるデザイナは改善の原動力となります。 このように新規事業に強いデザインチームを我々は持ちます。

モック品質の重要性

一例ですが、モックの良し悪しは、その後の機能追加や改善活動の生産性に大きな影響を与えるため、作るデザイナはECや新規事業に詳しい必要があります。 細部まで作り込まれたモックのサンプルを紹介します。

新規事業の「リリース後、運用」で気をつける事

事業的な収益を目指す全てのWEBサービスは作った後に改善を必要とします。

新規事業の「リリース後、運用」で気をつける事

運用を通してリリース後の事業成長に貢献

サービスはリリースしてからが勝負です。

事業的な収益を目指す全てのWEBサービスは作った後に改善を必要とします。 特にEコマースや新規事業はリリース後の改善が最も重要です。

というのもリリース後に劇的に成長するサービスは少なく、多くの場合は滑走路の中で試行錯誤を繰り返しながら、 市場とサービスのフィットするポイント(プロダクトマーケットフィット)を見つけて集中し、サービスの成長を狙います。

運用に参画し、KPI等各数値を把握し、ユーザーにインタビューや観察を行い、 その中で得られた洞察(インサイト)から事業成長のために継続的な改善をお客様と一緒に行っていきます。

グロースハックが重要

事業成長にはグロースハックと呼ばれる手法も必要とします。 ユーザーの継続利用を促したり、離脱を防ぐような仕組みづくりが重要となるケースもあります。 当初の事業想定からの方向転換も必要となる場合もあります。 インタビューや観察を使い分けることも重要です。 また体制作りなど非システム部分の知見も必要となります。

事例

応援の声

応援の声

「自社の社員以上に熱意をもってシステムを考えてくれている」

これは、多くのお客様でよく言われます。中でも経営層の方の意見としては多く聞きます。 経営層の方とお話しするケースは多く、その中で外部から忌憚のない意見を集められたいという経営者側とシグマコンサルティングのマインドは非常に相性が良いです。

「どちらが客か分からない」

我々は黙って作ることはなく、かなりのケースで意見します。 サービスを良くするための我々の意見が強いことから、某大手企業のCIOに言われた言葉です。「どちらが客か分からない」素敵な褒め言葉として大切にしています。

新規事業に特化した開発チームを仲間に「事業成長・改善」を目指しましょう

新規事業の経験豊富なシグマコンサルティングでは、

  • 要求の優先度に対しコストや期間を判断して、最小のスタート地点を検討しロードマップを提案する重要性
  • 要求定義の時点からエンジニアが参加して精度を上げていくことの重要性
  • プロダクトがマーケットにフィットするまでの取り組みの重要性

が備わっています。

新規事業におけるシステム外の知見が豊富

これまで多くの新規事業に参画した経験から非システム部分についても知見をもとにアドバイス等支援します。 事業として成功するためにはシステムの範囲にとどまらないという経験や考え方を強く持ちます。

シグマコンサルティング株式会社は顧客の「事業成長」のために、
・Consulting(コンサルティング)・Cloud(クラウド)・Code(コード)・Desing(デザイン)の粋(すい)を集め、
戦略を立て、システムを作り、継続的な改善を行うエンジニア集団です。

お問い合わせ

お問い合わせはこちらから

問い合わせる

お問い合わせはこちらから