ECシステムにおける継続的成長の重要性

ECシステムにおける継続的成長の重要性

ECシステムは作って終わりではなく、市場に合わせて成長していく事が常に求められます。

EC事業の継続的な成長とは

EC事業は成長産業で、日本のEC化率は伸び続けています。 「継続的に成長・進化していく」という前提にシステムを考えていく必要があります。

伸び続ける日本のEC化率

EC化率は2019年時点で約7%(19.4兆円)と毎年増加し続けています。 インターネットを利用する人口が増えるほどEC利用者は増えており、他の増加要因としても

  • 決済方法の多様化(後払い、QR決済、**ペイ、キャリア決済)で支払いやすくなった。
  • D2C等オンライン専業事業者の増加で魅力的なお店が増えた。
  • CRMの進化(LINEとの連携など)でECとの接点が増えた。
  • 店頭受取手段や受取ボックスの普及で受取安くなった。
  • 越境販売の増加で商機が増えた。
  • コロナ禍で、買い物需要の変化=お店で購入からお家で購入へ。
  • コロナ禍で、お店で消費から自宅で消費へ=冷凍食品を配達したりなど業態の変化。
市場が伸びるとともに利便性を提供するプレーヤーが増えたり、新しいトレンドが生まれたりする中、 ECへの需要は高まり続けています。需要に応えるためにも、 ECシステムをリリースしてからの変化に継続的に対応し、成長することは非常に重要です。

ECシステムにはどのような特徴が必要でしょうか

業界の成長に合わせてECシステムにはどのような特徴が求められるでしょうか? どのようなECシステムがEC事業に継続的な成長をもたらすのでしょうか。

  • 新しい決済手法(後払い、Amazonペイ)など新しい利便性あるシステムと繋ぐ必要性が随時出てくるので、アップデートしやすいECが必要。
  • 年々市場が成長するので、成長に合わせて応答速度、パフォーマンスが良いことが必要。
  • バックオフィスの業務負担を軽くする柔軟性が常に求められる。
  • Amazonや楽天などのモールで価格勝負にならないように、「自社ならでは」の独自性(利便性や特別なユーザー体験、バックオフィス)を持たせることが自社ECに必要。
  • 新しいシステムと柔軟に連携できるよう開発力を強めること。
  • 運用力を起点に改善を続けられる開発パートナー。

が重要です。

シグマコンサルティングのEC事業

作って終わりではなく、継続的にECを良く強くしていきたいという事業者様向けにプラットフォームCommerble及び開発チームを提供しています。 ECクラウドCommerbleでは継続的に顧客の商習慣やビジネスモデルを強化するプラットフォームとしての特徴があります。流通総額も1000億円を超え、 多くのEC事業者様の事業成長に貢献しています。

「自社ならではの商習慣」の重要性

ECにおける「自社ならでは」という取り組みは、競合他社との差別化に重要です。

「自社ならではの商習慣」を持つことは、インターネットショップが乱立気味の現状では重要な事です。 Amazonや楽天、その他モールで店子として売りたいならそうすればよいのですが、 利益率を良くしたり、顧客の買い物体験をより良いものにしたり、 より顧客に寄り添った価値を提供したい場合には、 自社サイトを通じて「自社ならではの商習慣」を実現することは非常に重要になります。

何が「自社ならではの商習慣」に当たるでしょうか?

練り上げられ、洗練された「自社ならでは」の業務フロー

1日に処理できる注文の量は売上の上限に直結します。 また、バックオフィスで発生する業務はコストに直結するので自動化を検討するなど可能な限り手間を減らしていくべきです。 よって業務フローは継続的に進化していく事が重要です。 利用しているパッケージやシステムで一定以上進化できないという事があると、事業の成長阻害となるので注意しましょう。

業務フロー

他にも、受注生産に特化した業務フロー、注文受付後の仕様調整にも対応できる業務フロー等、 各社、自社ECの魅力を最大化するためにシステムと現場の様々な工夫で、業務フローを洗練させています。

バックオフィスの処理能力で受注量や成長が決まる

売上が一定量(N億円)を超えると、バックオフィスの業務負荷が大きくなってきて業務を円滑にこなすのが難しくなり、結果売るための業務の比重が下がり、売上が伸び悩みむことが増えます。 その為、バックオフィスの業務については成長に応じた最適化が必要です。

  • 商品を掲載するまでのフローを改善
  • 受注後のフローの最適化
  • キャンセル、返品の業務
  • 発注業務の改善や自動化
  • 利用する基幹システム、倉庫管理システム(WMS)、配送会社との連携を強化
  • ほか特定業務フローを自動化(DXとも呼ばれる)

物流倉庫連携の重要性

出荷可能数を増やし、倉庫業務を円滑にすることは事業の基礎体力を強くすることになります。 フロント側のシステムと連携して、一貫した顧客体験を提供するうえでも着日の最適化など重要です。


ギフト体験をより素敵なものにする「自社ならでは」の取り組み

MARLMARLでは、ギフト体験をより素敵なものにするために

  • お店に行ってギフトを箱詰めしていくようなUI/UX。
  • 大切な贈り物に名入れする機能。
  • チャットで相談するとカートの注文内容をサポートが作成してくれるアシスト機能。
  • ギフトカードの贈り物。

等、ギフトに特化した機能を洗練させ続けています。

MARLMARL

オンラインでDIY資材を細かいオプション付きで調達可能に

toolboxでは、DIYに必要な資材をオンラインで誰でも注文出来るように

  • 「自分らしく愛着のある空間」を作れるように支援する記事。
  • DIYに必要な部材を細かい設定込みでオンラインで見積可能に。
  • 面取り加工や塗装、角丸加工など細かいオプションニーズにも対応。
  • 器具の各部品を部材として管理、注文時に選択可能にして組立。
  • 部材別、地域別の細かい送料設定にも対応。

等、DIYに特化した機能を洗練させ続けています。

MARLMARL

コストや期間をかけすぎずに基幹システムとの柔軟な連携を可能に

この場合バックオフィスの基幹システムと柔軟に連携することは非常に重要ですが、 基幹システムと柔軟につなぎ業務効率を上げるのには連携プログラムにおいて高い実装能力が求められます。

特定の基幹システムとのリアルタイム連携はコストがかかるケースも多いですが、 我々はクラウドを活用したシステム間連携を得意とするため、 コストをかけすぎずに対応することができます。この点で採用して頂いているケースも多いです。

  • オフラインのお店とオンラインで顧客に統一体験を提供する機能。
  • 店舗の在庫を柔軟に自社ECで使えるようにする機能。
  • 会員証をアプリやWEBサイトから提示できる機能。
  • PIMと連携して商品情報を自動生成する連携機能。

多様なクーポン、販促

・定額値引き、定率値引き、ポイント付与、 ・初回限定、2回目限定、誕生日限定、特定商品のオマケなど多様な販促が求められます。 ・また、この販促は基幹システムを通じて店舗と連携している場合もあります。 ★事例


アプリ経由の買い物に特別なベネフィットを

アプリだけ特別な体験を提供したいと考えられている事業者様は多いです。


Commerble EC事例

ECシステム構築時における要求定義、要件定義の重要性

ECシステムの要求定義や要件定義に求められることも変わってきています。

業界を俯瞰しなおす重要性が増した

ECというとカートを用意して、集客手段(メディア、広告)を用意して、という流れになりがちです。 リニューアルや新規リリースにあわせて、一度業界全体、業界外を俯瞰することは重要です。 なぜなら思わぬ所に新しい競合が誕生することが多いからです。 同業者に限らず、競合が別業例えばレンタル、リースビジネスになる事もあります。 オンラインの競合だけではなく、オフラインの競合が生まれる場合もあります。 業界を俯瞰し直して、事業を考える必要があるでしょう。

開発力の重要性

変化の激しいEC業界では、開発力が重要な役割を持ちます。

開発力がもたらすこと

ECシステムにおける開発力は、事業の競争力を高めますが、どのようなケースがあるでしょうか?

  • 変化に強く、新しいサービス連携を作りやすくなる
  • ユーザーのアクセス負荷に強くなる
  • バックオフィスの業務効率が良くなる

サービス連携が大事

自社で全てのシステムをスクラッチしたり、一つのパッケージサービスの全機能を使って対応しようとするのは、 現実的な話ではありません。業務に特化した外部サービスを適材適所で利用することが重要です。

EC業界は成長を続けており、新しい決済方法、新しいCRM、新しい連携先が常に登場するような業界になっています。 このため、マイクロサービス的な取り組みは重要で、自社で全て作るのではなく、 新しいサービスとは連携して試して、成果がないものなら考え直すというような取捨選択が重要です。

業務に特化した外部サービスを適材適所で利用する

サービス連携にはクラウドを使いこなす事が重要

サービスの連携にはクラウドの機能を利用することが重要です。

  • 負荷に強いシステムを作る=CDNやキャッシュをうまく使う、スケールするAPIインフラを用意する
  • バッチ処理を迅速に作る=Functionsのような関数型の処理で連携する
  • 連携処理が落ちても救済できるようにキューのような機能を利用する

運用を通してリリース後の事業成長に貢献

リリースした日から改善を続けていく必要があります。

リリース後のKPI、改善が大事

リリースしてからが重要です。というのもリリース後に劇的に成長するサービスは少なく、多くの場合は滑走路の中で試行錯誤を繰り返しながら、市場とサービスのフィットするポイント(プロダクトマーケットフィット)を見つけて集中し、サービスの成長を狙います。

運用に参画し、KPI等各数値を把握し、ユーザーにインタビューや観察を行い、その中で得られた洞察から事業成長のために継続的な改善をお客様と一緒に行っていきます。 事業として成功するためにはシステムの範囲にとどまらないという経験や考え方を強く持ちます。

応援の声

応援の声

「自社の社員以上に熱意をもってシステムを考えてくれている」

これは、多くのお客様でよく言われます。中でも経営層の方の意見としては多く聞きます。 経営層の方とお話しするケースは多く、その中で外部から忌憚のない意見を集められたいという経営者側とシグマコンサルティングのマインドは非常に相性が良いです。

「EC事業の成功ノウハウを持っている」

多くのEC事例を見ているので、成功ノウハウを持っていると感じる。

「新規事業におけるシステム外の知見が豊富」

これまで多くの新規事業に参画した経験から非システム部分についても知見をもとにアドバイス等支援します。 事業として成功するためにはシステムの範囲にとどまらないという経験や考え方を強く持ちます。

EC事業に特化した開発チームを仲間に「事業成長・改善」を目指しましょう

EC事業の経験豊富なシグマコンサルティングでは、

Eコマースでよく見る悩み

  • システムやシステムコストが制約となって、目指す顧客体験、商習慣やビジネスモデル、が実現できていないEC事業者様
  • システムパフォーマンスに問題を感じているEC事業者様
  • ・フロントエンドとバックエンドの業務を含めて、一段二段先の業務効率改善やデジタルトランスフォームを積み重ねたいEC事業者様

の悩みを解決するため、ECシステム開発を通した支援を行っています。

シグマコンサルティング株式会社は顧客の「事業成長」のために、
・Consulting(コンサルティング)・Cloud(クラウド)・Code(コード)・Desing(デザイン)の粋(すい)を集め、
戦略を立て、システムを作り、継続的な改善を行うエンジニア集団です。

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